一回の面談で意識を変える「承認の言葉」

某導入企業様で効果事例です。

自己承認力の講座を受講して下さったのは、約600店舗の教育担当者様・社員様をご指導している、本店の教育担当者様です。

その方は、各店舗へは年に数度の訪問ができるだけで、あまり時間をかけてご指導することはできない状態でしたが、ある店舗の教育担当からご相談を受けたそうです。

 

店舗の教育担当は、その店舗で売上トップの方への関わりについて悩んでいらっしゃいました。

「本社教育担当?私は売上トップよ!あなたより売り上げているのに、なんであなたに指導されなきゃいけないの」
「あなたは何人接客してきたの?いくら売ったんですか?私はこれだけ売ってるんだから文句はないでしょ?あなたその間なにしていたの?」

などと言われ、「心が折れました、もう無理です、辞めたいです」と涙ながらの相談だったそうです。

本店の教育担当は、その方に対して、
「あなたはよくやっているよ。あなたのこういう指導法はとても上手だと私は思う。その人は売り上げトップだからそういう言い方、目線になってしまっているけれど、あなたのやっていることを、私は認めています」

と、 承認の言葉を掛けながら、相談に乗りました。

 

すると、そのたった一回の面談で、 店舗教育担当の意識が変わりました。

それから半年後に会ったその方は、「私、やっぱりがんばります!もっとできるようになりたいです!」とおっしゃってくださったそうです。
辞める寸前だった方が、です。

 

一人の社員様を雇用するのに一千万円、成長させるためには、さらに一千万円以上の費用が掛かります。

その社員がすぐにやめてしまったら会社にとってどれだけの損失になるでしょうか。

辞めずにやる気を出していただけるために教育担当者が行ったのは、たった1回の面談です。
上司の関わり方、声のかけ方が変わるだけで、社員の気持ちは変わるのです。

あなたは普段、どのようなお声掛けをされているでしょうか?