嫌いな人との付き合い方
世の中には、様々な人がいます。
自分の考え方や価値観が合う人。一緒にいてしっくりくる、気楽で、また会いたいと思う人ばかりであれば、人間関係は単純に楽しいものだと思います。
けれど、当然合わない人もいます。
なにが嫌なのかわからないけど、とにかく嫌いな人。イライラする人。なぜか、体や気持ちが、受けつけない人。できればお会いしたくない。関わりたくない、合わない人。
私たちは、このような「合わない」人たち全員とも、心からうまく付き合っていかなくてはいけないのでしょうか?
冷たいようですが、私は、無理して付き合っていく必要はないと思います。世の中の人、すべてと仲良くする必要はないと、思うのです
けれど、仕事などでどうしても接点がある場合は、うまく付き合っていく必要があります
なぜ、その人が嫌いなのでしょうか?
「〇〇さんは、もうとにかく駄目!イライラする!」と、全く受け付けられない。けれど、付き合っていく必要がある場合。
まず、なぜ、嫌いなのか、原因を見るけるところから始めることをおすすめします。原因が特定できると、修復方法も見つけやすいからです
『嫌い』の原因とは、たとえば、次の項目のようなものです
■自分自身に原因がある場合
・自信がなくて、人とつきあうのが苦手
・過去の嫌な思い出がある
・仕事や趣味など自分のことで忙しく、手一杯
→ 自分自身に原因がある場合、たとえば社交不安障害というような病気もあります。もし、普段の生活に極端な支障がある場合には、専門家に相談してみることもおすすめします
■特定の相手に原因がある場合
・万能で性格が良く人気があるので、うらやましい
・性格が真逆
・自分自身と似ているところが多すぎる
→ 相手への嫉妬、理解できない考え方の単純な否定など「だから嫌いなんだなぁ」と気づくだけでも気持ちが楽になります
■不特定多数の相手に原因がある場合
・SNSですぐに悪口を言って陥れようとする人(と強く感じる)
・弱みにつけこみ、勝手なことをするタイプがいる(と強く感じる)
・誰も自分のことをわかって、評価してくれない(と強く感じる)
→ 自分がどのような部分にイライラするのかを詳しく知ることは、自分がどのような価値観を持っているのかというにあらためて気づくチャンスです
嫌いな人との付き合い方を学ぶ
☑ 仕事上どうしても関わらなくてはいけない場合
「仕事と人間関係は別」と割り切り、まずは、自分の業務をきっちりやる
☑ 嫌いでも陰で悪口を言わない(社内や知り合いの間で)
言いたいときは、まったく関係のない場、共通の知人がいない場所などで聴いてもらいましょう
☑ 演じ切る
「嫌いな奴とうまく付き合う練習」「この人でトレーニングをして、心を強くしよう!」と「時間を決めて」演じ切る
☑ 深呼吸
たとえ嫌いな人とかかわっている間であっても、自分自身の貴重な時間です。少しでも心を落ちつけられるように、まずはリラックス
嫌いな人に出会ったら
本当は関わりたくない嫌いな人とも、付き合っていく必要がある場面は少なくありません
そのようなときは、ご自身を「労い」ながらマシにする方法をとりいれてみてくださいね
・「あの人と連絡とるなんて嫌だよね」
・「あんな場でもしっかりとふるまえた私はすごいよね」
・「イライラするよね。でも我慢したんだよね」
「労い」とは、自己承認力流では「誰かに言ってもらいたい言葉を自分で自分に言うこと」です
この言葉があるだけで、次の具体的な一歩に踏み出しやすくなります
ぜひ、お試しくださいね