承認欲求を満たすための「教えたがり先生病」
あなたの周りに、「教えたがり」の人はいませんか?
「これを知っていたほうが得!」「いい事だから伝えなきゃ!」という想いが強すぎて、相手の話を聴かず「これが正解!「こうしたほうが良い!」を押し付ける人がいます
なぜ、「教えたがり」「おせっかい」な人になるのでしょうか?
承認が足りないと「教えたがり先生病」になる
「教えたがり」「おせっかい」な人には承認が足りていません
誰かに認められたい!必要とされたい!という気持ちが大きく、求められていなかったとしても情報を伝えずにはいられないのです
「あなたのおかげで助かった」
「教えてくれてありがとう!さすが○○さんだね!」
このような言葉を常にほしがっています
相手が本当に必要かどうかに関わらず、価値観を押し付けて、「どう!助かったやろ」「ありがたかったやろ」と承認の言葉を引き出そうとしているのです
たとえ「ごもっとも」なことであったとしても、相手が望まない教えはおせっかいだと私は思います
「教えたがり先生病」は講師に向かない
自己承認力コンサルタント協会には、認定講師養成講座も開催しております
その中で特に注意深くお伝えしていることは「受講者様に聴く耳を持っていただける講座にする方法」です
研修で、お金をいただいている場合であっても、「教える」というスタンスはとりません
「一緒に学ぶ。お伝えさせていただく」というスタンスを大事にしています
「ありがとう」「助かりました」と言わせる病にならないように心がけます
そうでないと、受講者様にやってみよう!と思っていただけないからです
私たちのゴールは「先生すごい!」といわれることではなく、受講者様に自己承認力の大切さを知っていただくこと、自己承認力を高めていただくことです
自分の承認欲求を満たすために、「教えたがり先生病」になっていたら、自己承認力をお伝えする側として矛盾しています
自己承認力を高め、自分で自分の承認欲求を満たすことができれば、他者に求める必要はなくなります
「教えたがり先生病」になりません^^
「教えたがり先生病」の治し方
無意識のうちに「教えたがり先生病」になっていないか?
語尾をチェックしてみてください
例えば、
■「~してあげる」
使っていませんか?
・自分を癒してあげる
・助けてあげたい
・背中を押してあげる
相手が望んでいないかもしれない
自分がしたいだけなのに、あえて「あげる」を使う必要はありませんよね
自分に対しても同じです
「あげる」を使うまでもなく、「する」で十分だと思いませんか?
このように、少しでも「押し付け」の要素がある語尾を、素直な表現に代えていきます
言葉の使い方を意識すると、自然と行動にも表れてきますよ^^