「責任はすべて自分にある」という考えの辛さ

 

苦難は「自分に矢印を向ける」「責任はすべて自分にある」と、言う考えがあります

 

例えば、人に裏切られたり、だまされたりした時に「あいつ!許せない!」と思うのではなく、「気づけなかった自分が悪い」「自分にも落ち度がある」「どんなことも許すことが大事」と、自分の責任だと考えることです

よく、書籍などにも書いてあります。

 

もちろん!もちろんだと思います!そう考えるのが正しいと思うし、人を責めない人間でありたいです。

 

しかし、その考え方だけに固執し、子どもにもその考えを強いると、自己承認力が低くなる場合があります

 

 

 

責任を負いすぎる子ども

 

厳しすぎる躾、理不尽な体罰や、ねじ伏せられた教育をする親は、子どもに責任を負わせることも多くあります

 

子供に「気づけなかった自分が悪い」「非は自分にもある」というのは求めすぎだと思わせるのです。

 

そんな環境で育ち、そのまま大人になった人は、「名残り」があります

自分にも他人にも厳しくなり、褒めることは甘やかすこと、この程度で認められるわけがない、と考えがちです

いくら、「褒めましょう」「認めましょう」と言われてもできないのです

 

これは、愛され、すくすくと育った人には想像も体験もしたことがないことですから、「解れ」というほうが無理があります

 

そんな方が、愛され、すくすくと育った人を、「私もあんな風に育てられたかった」「うらやましい」「許すって難しい」と思っても仕方ないことを頭に置いておいてくださると嬉しいです

 

そして、「気づけなかった自分が悪い」「自分がスキをみせた落ち度もある」「非は、自分にもある」「どんなことも許すことが大事」と、押し付けすぎることなく、

『「あいつ!許せない!」と思っても仕方ないよね。だけど、許すことができたら自分も楽になるかもね』程度のアドバイスにしておいてほしいのです。

 

成長過程の環境・経験には個人差があります

ご自身が良いと思われたことも他の方には違うように感じることもあります

 

押し付けず、共感し合い、労い合い、良い関係を築いていきたいですね^^