
いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
一般社団法人自己承認力コンサルタント協会 代表理事の山本まさのです。
「自信が持てない」「評価されないと不安になる」「やる前から無理だと思ってしまう」
こうした悩みを抱える方の多くが、
自尊心・自己肯定感・自己効力感という言葉を耳にしながらも、
その違いを曖昧なまま使っているように感じます。
これらは似ているようで、実は役割も育て方も異なる心の力です。
今回は、この3つの違いを整理し、
「自分には今、どこを整えることが必要なのか」が分かるよう
5つの整理ポイントで解説していきます。
整理ポイント①
自尊心は「自分の価値を守る感覚」
自尊心とは、
「自分には尊重される価値がある」と感じる心の土台です。
他人に軽く扱われたとき
理不尽なことを言われたとき
無理な要求をされたとき
そんな場面で
「それは違います」「私は大切に扱われる存在です」
と、自分を守れる感覚が自尊心です。
✔ 自尊心が低いと
・我慢しすぎる
・NOが言えない
・人の顔色ばかり気になる
✔ 自尊心が健やかだと
・自分の境界線を守れる
・対等な人間関係を築ける
自尊心は、人としての尊厳を支える力と言えるでしょう。
整理ポイント②
自己肯定感は「ありのままの自分を認める感覚」
自己肯定感とは、
「できる・できないに関わらず、自分は自分でいい」と
存在そのものを受け入れる感覚です。
成果が出たからOK
褒められたからOK
ではなく、
・失敗しても
・落ち込んでも
・思うようにいかなくても
「それでも私は大丈夫」と思える心の安定感です。
✔ 自己肯定感が低いと
・他人の評価に振り回される
・完璧を求めすぎる
・自分を責めやすい
✔ 自己肯定感が育つと
・感情が安定する
・人と比べなくなる
・安心して挑戦できる
自己肯定感は、心の安全基地とも言える存在です。
整理ポイント③
自己効自己効力感は「やればできると思える感覚」
自己効力感とは、
「自分は行動すれば、状況を変えられる」という
未来に向かう自信です。
ポイントは
“今できるかどうか”ではなく
“やってみればできる可能性を信じられるか”。
✔ 自己効力感が低いと
・挑戦を避ける
・最初から諦める
・行動が止まる
✔ 自己効力感が高まると
・一歩踏み出せる
・工夫しようと思える
・失敗から学べる
自己効力感は、行動を生み出すエンジンです。
整理ポイント④
3つは「役割」が違う
ここまでを整理すると、それぞれの役割は次のようになります。
- 自尊心:自分の価値を守る力(人間関係の軸)
- 自己肯定感:自分を受け入れる力(心の安定)
- 自己効力感:前に進む力(行動と挑戦)
どれか一つだけ高めれば良い、というものではありません。
たとえば
自己効力感だけ高くても、
自己肯定感が低ければ
「できなかった自分」を強く責めてしまいます。
逆に
自己肯定感は高いけれど
自己効力感が低いと、
安心しているけれど行動できない、という状態にもなります。
整理ポイント⑤
3つが整った先に「自己承認力」が育つ
私たち一般社団法人自己承認力コンサルタント協会では、
自己肯定感・自己効力感・コミュニケーションスキルを同時にトレーニングすることで、「自己承認力」を高めていきます。
自己承認力とは、
✔ 自分を認め
✔ 自分を信じて
✔ 前に進めるチカラ
自己承認力は、
・自己肯定感
・自己効力感
・そして日常で使えるスキル(特にコミュニケーション)
これらがバランスよく高まった結果として育ちます。
まとめ
違いを知ることは、自分を整える第一歩
自尊心・自己肯定感・自己効力感は、
どれも「自信」に関わる大切な心の要素ですが、
役割はまったく異なります。
✔ 人間関係で疲れやすい人は「自尊心」
✔ 気持ちが不安定な人は「自己肯定感」
✔ 行動できない人は「自己効力感」
今の自分には、
どこを整えることが必要なのか。
違いを知ることは、
自分を責めるためではなく
自分を理解し、育てるための第一歩です。
このコラムが、
あなた自身の心を優しく整えるきっかけになれば幸いです。