こんにちは!自己承認力コンサルタントの尾形さくらです。
いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
「人材育成に力を入れているのに、なかなか人が育たない」
「研修も実施しているし、指導もしているのに変化が見えない」
経営者様、管理職の方から、こうしたご相談をいただくことは少なくありません。
一方で、同じように人材育成に取り組んでいても、自然と人が育ち、チーム全体の力が底上げされていく企業様も存在します。
その違いはどこにあるのでしょうか。
私自身、これまで多くの企業様の現場に関わらせていただく中で感じているのは、
「育て方」ではなく「見ているポイント」が違うということです。
今回は、人材育成がうまい会社に共通する“本当の特徴”を5つお伝えいたします。

1.部下を育てる前に「上司・育成担当者」を育てている
人が育つ会社ほど、意外にも「育成している感」が強くありません。
その代わりに徹底しているのが、
育てる立場である「上司や管理職の成長」です。
・管理職研修を継続的に実施している
・上司自身が学び続けている
・指導する側のスキルを磨き続けている
こうした環境では、自然と関わり方が変わり、結果として部下が育っていきます。
反対に、育てる側がアップデートされていない状態では、
どれだけ部下にアプローチしても限界があります。
人材育成は、「日頃誰が関わっているか」で大きく変わるのです。
2.常にアップデートしている
人材育成がうまくいかない組織に共通しているのは、
「やり方が変わっていない」という点です。
・何年も同じ研修資料を使っている
・過去の成功体験をそのまま続けている
・マニュアルが更新されていない
これでは、時代や人の変化に対応することは難しくなります。
一方で、人が育つ会社は違います。
・定期的に内容を見直す
・現場の声を反映する
・必要に応じてやり方を変える
常にアップデートし続ける姿勢があるからこそ、育成の質も高まり続けるのです。
3.スキルより先に「共通語」が揃っている
どれだけ優れた研修を実施しても、土台が揃っていなければ機能しません。
その土台とは、「共通語」です。
・何のために仕事をしているのか
・なぜこの業務を行うのか
・この会社が大切にしている価値観は何か
この認識が揃っていない状態でスキルだけを教えても、行動にはつながりにくいのです。
人材育成がうまい会社は、まずここを丁寧に伝えています。
経営方針や考え方が浸透しているからこそ、
一人ひとりの行動に一貫性が生まれ、成長が加速していきます。

4.上司が「憧れられる存在」になっている
部下は上司のことをよく見ています。
・この人のようになりたいと思えるか
・一緒に働きたいと思えるか
・この人から学びたいと思えるか
ここが、育成に大きく影響します。
人材育成がうまい会社には、
・楽しそうに仕事をしている上司
・学び続けている上司
・人としての器が大きい上司
がいます。
言葉で教えるだけでなく、「上司の在り方」で伝えているのです。
上司自身の姿勢や生き方が、何よりの教育になっています。
5.教育を「コスト」ではなく「投資」と捉えている
最後に、とても重要な視点です。
人材育成は、時間もお金も手間もかかります。
少し厳しい表現をしますが、
年に1~2回の研修をするだけでは社員教育したことになりません。
日々、上司がどんな表情や言葉で声をかけて、どれだけ会話をしているか。
部下の仕事の進捗確認、フィードバックをしているか。
「こんなに費用がかかるのか」
「どこまでやる必要があるのか」
「こんなに手間をかけるのか」
単なるコストとして捉えてしまうと、途中で止まってしまうことが多いです。
一方で、人が育つ会社は違います。
・教育は未来への投資
・人が育つことで組織が強くなる
・短期ではなく長期で見ている
トップ・管理職が「人を育てる覚悟」を持っています。
同じことを何度も伝える。何度も話し合う。何度も本を読み、研修を受ける。
そして、結果として大きな差が生まれていきます。
「人を育てること」は、「企業文化を育てること」なのです。
まとめ:人が育つかどうかは「上司の在り方」で決まる
いかがでしたでしょうか。
人材育成がうまい会社は、特別なことをしているわけではありません。
・育てる側を育てる
・常にアップデートする
・共通語を揃える
・上司が輝いている
・教育を投資と捉える
このような積み重ねが、組織の力を高めています。
そして、その中心にあるのが、上司自身の在り方です。
自己承認力とは、
「自分を認め、自分を信じて、前に進める力」。
上司自身がこの力を持っていると、
・部下を必要以上に否定しない
・部下の成長の過程を冷静に見ることができる
・部下が安心して挑戦できる環境をつくれる
結果として、人が育つ組織になっていきます。
「部下に求める前に、まずは自分が学び続けること」
ここから、人材育成は変わり始めます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
また次回のコラムでお会いしましょう(^^)

