
いつもコラムをお読みくださり、ありがとうございます。
自己承認力コンサルタント協会 代表理事の山本まさのです。
私が担当するコラムでは、「自己承認力Ⓡ」に関する項目を中心に皆様の疑問や質問を分かりやすくお伝えしていきます。「自己承認力Ⓡ」とは、「自分を認め、信じて前に進めるチカラ」
「自己承認力Ⓡ」が身につくと、自分に対して厳しい批判をしたり、
他者の期待に過度に振り回されることがなくなります。
自分に自信が持てなかったり、誰かと比べてストレスを感じている方は、
自己承認力が低いから物事がうまく行きにくいのかもしれません。
このコラムでは、「自己承認・自己承認欲求の類語・同義語」について、お伝えします。言葉の意味を知りたい方は、気軽に読んでいただけたらと思います。
自己承認・自己承認欲求の類語・同義語とは?まず結論から解説!
自己承認とは「自分を認め、信じる力」のことであり、自己承認欲求とは「自分で自分を認めたいという欲求」のことです。それぞれの類語や同義語を整理すると、以下のようになります。
自己承認の類語には、以下のようなものがあります。
- 自己肯定:「自分を肯定的に受け入れること」
- 自己受容:「長所も短所も受け入れること」
- 自尊感情:「自分には価値があると思える感情」
- 自己理解:「自分の性格や感情を正しく理解すること」
- 自己評価:「自分の価値や行動を客観的に判断すること」
- セルフコンパッション:「自己への思いやりを持つこと」
自己承認欲求の同義語
- 自己肯定欲求:「自分の存在や行動を肯定したいという欲求」
- 自己評価欲求:「自分自身を価値ある存在として評価したいという欲求」
- 自尊欲求:「自分に誇りを持ちたい、自分を尊重したいという欲求」
- 自己価値確認欲求:「自分に価値があることを確認したいという欲求」
- 自己重要感の欲求:「自分が他者や社会にとって重要な存在であると感じたいという欲求」
「自己承認」と「自己承認欲求」の類語・同義語を知ることで、正しく言葉をつかえるようになります。
自己承認と自己承認欲求の違い
自己承認は「自分で自分を認めること」
自己承認とは、自分の存在や価値を他者の評価に頼らず、自分で認めることです。「私はこのままでいい」「これが自分だ」と、自分自身の存在や感情、行動、価値を受け入れて肯定する行為や状態を指します。
たとえば、試験の結果が悪かったとしても「自分なりに努力したからOK!」と考えられる状態です。自己承認ができる人は、他人の評価に振り回されにくく、自己承認によって、自信や安心感が育まれます。
自己承認欲求は「自分で自分を認めたいという心の欲求」
一方で、自己承認欲求とは「自分で自分を認めたいという欲求」であり、「自分をもっと認めたい」「価値ある存在だと思いたい」といった、内面的な願望や欲求のことです。
自己承認ができると承認欲求に振り回されない
自己承認がしっかりできている人は、他者からの評価に左右されず、安定したメンタルを維持できます。たとえば、上司に褒められなくても「自分の成長を実感できるから大丈夫」と思えるようになります。
それぞれの言葉の正しい使い分け
自己肯定と自己承認の違い
自己肯定は「どんな自分でもOK」と受け入れることですが、自己承認は「自分の行動や価値を自分で認める」ことに焦点を当てています。たとえば、ミスをしても「それも自分だから大丈夫」と思えるのが自己肯定、ミスを振り返り「ここまで頑張った自分を認めよう」と考えるのが自己承認です。
自己受容と自己承認の違い
自己受容は「自分の長所も短所も受け入れる」ことであり、自己承認は「そのうえで自分の価値を自覚する」ことです。たとえば、「完璧じゃなくてもいい」と思えるのが自己受容、「できることにフォーカスしよう」と考えるのが自己承認です。
自己信頼と自己承認の違い
自己信頼は、「自分の判断や行動、選択を信じる感覚」であり、「私はこれで大丈夫」「やればできる」と、自分の内なる力を信じる感覚。自己承認は、「ありのままの自分を認め、否定せずに受け入れる事」です。成果や他人の評価に関係なく、「今の自分でいい」と思える感覚です。
自己承認を高める具体的な方法
自己承認を育むための3つのステップ
自分の価値を認める習慣を持つ
日々の小さな成功を認める
例:
- 「今日はいつもより早起きできた。えらい!」
- 「仕事で期限通りに終えた。よく頑張った!」
どんなに小さなことでも、自分を褒める習慣を持ちましょう。
「今日も頑張った」「自分なりに良い仕事をした」と日々自分を認める習慣を作ることが大切です。たとえば、日記に「今日できたこと」を3つ書くのも効果的です。
過去の成功体験を振り返る
例:
- 「あのとき転職を決断した自分、勇気があったな。」
- 「あの難しい試験に合格したんだから、今回も乗り越えられる。」
自分が過去に達成したことを思い出し、自信につなげます。
自分が過去に達成したことや乗り越えた困難を振り返ると、自信につながります。たとえば、「あの時こんな問題を解決できたから、今回もできるはず」と考えると前向きになれます。
ポジティブな自己対話を増やす
例:
- 「大丈夫、きっとできる!」
- 「失敗しても、それも経験になる!」
ネガティブな言葉を使わず、自分を励ます習慣をつけましょう。
「自分にはできる」「大丈夫」といった前向きな言葉を意識的に使い、自分を励ますことが有効です。たとえば、「失敗したけど、次に生かせる!」とポジティブに捉えることで前向きな行動につながります。
他者の評価を気にしすぎない
例:
- 「上司に褒められなくても、自分の成長を実感できるから大丈夫。」
- 「SNSの反応が少なくても、自分が楽しいと思えたならそれでOK。」
他者の評価がなくても、自分の努力や成果を認めることが大切です。
感謝の習慣を持つ
例:
- 「今日も美味しいご飯を食べられた。ありがたい!」
- 「友人が励ましてくれた。感謝!」
感謝の気持ちを持つことで、自己承認の力が育まれます。
まとめ
自己承認は「自分で自分を認めること」、自己承認欲求は「自分で自分を認めたいという心の欲求」
自己承認は他者に頼らず自分で自分を認める力であり、自己承認欲求とは、自分の存在や行動、努力に対して、自分自身が納得し、価値を見出したいという欲求です。
自己承認が高まると他者の評価に左右されにくくなる
自己承認力が高まることで、他者の言動に振り回されず、安定した自己肯定感を持つことができます。
自己承認を鍛えることで、より充実した人生を送れる
自己承認を高める習慣を身につけることで、ストレスを減らし、より自信に満ちた人生を送ることが可能です。
このコラムを通して、自己承認・自己承認欲求の違いや類語について理解を深めることができたのではないでしょうか?ぜひ、日々の生活の中で自己承認を高める習慣を取り入れてみてください。