自己承認力コンサルタント協会代表理事の山本まさのです。いつもコラムをお読みくださり、ありがとうございます。

他人の目が気になって、言いたいことが言えない
 SNSで「いいね」がつかないと、なんだか不安
 つい、人と比べて落ち込んでしまう…

そんな風に感じたことはありませんか?

本コラムでは、私たちの協会が提唱する「自己承認力Ⓡ」の視点から、これらの悩みを解きほぐす「自己承認」と「他者承認」の違いについて、心理学的な知見も交えながらわかりやすく解説していきます。

自己承認と他者承認のちがい

自己承認とは?

自己承認とは、「自分で自分を認めること」です。

自己承認は「他人からの評価がなくても、自分で自分を認め、信じられる」ことであり、「誰に褒められなくても、自分で自分を励ませる」と言えます。

他者承認とは?

「他者承認」とは、「他人に自分を認めてもらうこと」です。

他者承認は社会の中での安心感・つながりをもたらします。 しかし、それに依存すると「人に振り回される不安定な自己」になります

マズローの承認欲求との関係

アブラハム・マズローの「欲求5段階説」では、
4段階目に「承認欲求(esteem needs)」があります。

これは以下の2つの側面に分かれます:

  1. 自己評価の欲求(内的):自信・能力・達成感
  2. 他者評価の欲求(外的):他者からの尊敬や承認

「他者承認」はこのうちの外的承認に該当します。


・他人に褒められたい
・誰かに必要とされたい
・評価されたい

こうした思いは、誰しもが持つごく自然なものです。
しかしながら、他者承認だけに頼りきってしまうとどうなるでしょうか?

✔ 褒められたら嬉しいが、けなされたら落ち込む
✔ 認めてもらえないと不安になる
✔ 自分の軸ではなく他人の反応で生き方が左右される

つまり、他人の評価次第で自分の感情や価値観が振り回されてしまうのです。

「自己肯定感」とはちがう?「自己承認力Ⓡ」の意味とは

当協会では「自己承認力Ⓡ」(※商標登録済)を「自分を認め、自分を信じて前に進める」と定義し、以下の3つの要素を同時に高めることで育まれるとしています。

  • 自己肯定感
     →「ありのままの自分を否定せず、受け入れる力」
     例:「ミスした自分も含めて、今の私なんだ」と思える
  • 自己効力感
     →「未来の自分に対して、“できる”と信じる力」
     例:「緊張するけれど、やってみよう」と挑戦できる
  • スキル(特にコミュニケーション)
     →「思いや考えを適切に伝える力」
     例:「ありがとう」「ごめんね」「今こう感じてる」と素直に表現できる


この3つを同時に高めると、「自分を認め、自分を信じて前に進める力」が生まれます。
つまり、誰に何を言われても、自分の価値や方向性を見失わずにいられる「ぶれない心の軸」が育つのです。

自己承認力が高い人の姿:事例紹介

自分で自分を認め、満たすことで、初めて他者も認め、満たすことができるようになります。

▼事例:ある40代の女性クライアントさん
以前は、上司に褒められないと「私はダメだ」と落ち込んでばかりいました。
でも「自己承認力」を高めるワークを続ける中で、少しずつ自分の努力や工夫を自分で認められるようになっていきました。

その結果、他人の評価に過度に振り回されず、落ち着いた自信が生まれ、仕事でも人間関係でも安定感が出てきたのです。

自己承認力が高い人は…
・人に褒められたら素直に「ありがとう」と言える
・他人の成功を妬まず、心から祝福できる
・他人の短所も「そういう人なんだ」と受け止め、短所を長所に変換できるようになる

つまり、自分を認められるからこそ、他人のことも認められるようになるのです。

人間関係に悩む前に見るべきは、「自分との関係」

人との関係に悩んでいる人の多くが、実は「自分との関係」に問題を抱えています。

・自分に厳しい
・自分に否定的
・自分を信じられない

こうした思いが、他人への苛立ちや期待、コントロール欲へとすり替わるのです。

だからこそ、私たち自己承認力コンサルタント協会は、「他人との関係=自分との関係」という視点を大切にしています。

自分の中にある「小さなOK」を見つけよう

今日一日を振り返って、自分ができたこと、頑張ったことを小さくてもいいので見つけてみてください。

たとえば…
・朝起きられた
・ゴミを出せた
・誰かに「ありがとう」が言えた

そんな「小さなOK」を積み重ねていくことが、自己承認の第一歩になります。

まとめ:本質的な幸福を得るために

自己承認とは、「自分のことを自分で認め、信じること」。

他者承認とは、「他人に認められることを求めること」

両方は決して対立するものではなく、
自己承認が土台にあることで、他者との健全な関係性(共感・信頼・貢献)が育まれるのです。

自己承認と他者承認の比較

比較項目自己承認他者承認
意味自分で自分を認めること他人に自分を認めてもらうこと
満たし方自己肯定感・自己効力感・スキルで高める褒められる、認められることで高まる
効果他人に振り回されず、安定した自分軸を持てる他人の評価に左右されやすくなることもある

「自己承認力」をもっと知りたい方へ

自分を認め、信じて進む力を育てる第一歩。
ぜひ一度、講座やワークショップにご参加ください。
あなたの“ぶれない心の軸”が、ここから始まります。