こんにちは!
自己承認力コンサルタントの尾形さくらです。
いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
・一生懸命関わっているのに、部下が育たない
・やる気はあるのに、育成が空回りしている気がする
・伝えているつもりなのに、行動が変わらない
人材育成に悩む方から、こうした声を本当によく伺います。
そして多くの方が、
「自分は育成ができない人なのではないか」
「向いていないのかもしれない」
と、ご自身を責めてしまいます。
企業の教育担当として、思うような結果が出なかったとき、
私自身も同じように悩んだ時期がありました。
ですが今は、はっきりとこう考えています。
人材育成ができる人・できない人に、才能の差はない。
人材育成は、特別なセンスでできるものではなく、
「スキル」と「在り方」の積み重ねだからです。
今回は、人材育成がうまくいかない理由を紐解きながら
「育成できる・できない人の特徴」と「人材育成において大事なこと」を掘り下げていきます。
それでは、一緒にみていきましょう!

人材育成がうまくいかない理由|育成できない人に共通する特徴
人材育成がうまくいかない場合、その理由は意外とシンプルです。
- 基本的な関わり方を知らなかった
- 育成方法を学んできていなかった
- 自己流で続けていた
ただ、それだけです。
正論・上から目線・ダメ出しが多い関わりになっていないか
ここはぜひ確認していただきたいところです。
今振り返ると、人材育成に悩んでいた当時の私は
・正論で相手を言い負かす
・上から目線になる
・ダメ出しが多い
そんな関わり方をしていました。
これは、「人を育てなくては」という責任感から来るもので、
「とにかく言うこと聞いてくれ」という考え方をしていました。
それは「育成」というより、
管理・コントロールに近い関わりだったと思います。
当然、反発が起きます。
人は動きません。関係も、うまくいきません。
「なぜこの人には伝わらないのか」
「こんなに考えているのに、なぜ変わらないのか」
そう悩み続けていましたが、
原因は、完全なスキル不足だったのです。
やる気があれば人材育成ができるわけではない
ここは、人材育成で本当に大事なポイントです。
「人を育てたい。役に立ちたい。成長してほしい」
こういった気持ちはとても重要ではありますが、
やる気がある=育成できるではありません。
むしろ、やる気が強いほど、
- 相手を変えようとする
- 思い通りに動かそうとする
- 「なぜできない?」が増える
こうした関わりになりやすいのです。
そして、上から目線・ダメ出し・コントロールは、
相手の可能性を狭めてしまうことがあります。
一生懸命に指導していたつもりの管理職が
部下のメンタル不調の原因になったり、ハラスメント問題になった事例も少なくありません。
スキル不足のままの人材育成は、相手も自分も傷つける可能性があるのです。

人材育成で本当に大事なこと5つ|育成できる人が実践している共通点
ではここから、
育成できる人が共通して大切にしている5つのポイントをお伝えします。
① 人材育成で大事なこと|主体性を尊重し、考える余地をつくる
育成がうまくいかないとき、
無意識に「動かそう」としてしまうことがあります。
・言えば動くだろう
・こうすればいいのに
・なぜその通りにやらないのか
しかし、人は
自分で考え、選び、納得したときにこそやる気を持って動くことができます。
育成を得意とする人は、相手を動かすのではなく、
「相手が自分で考える余地を残すこと」を大事にしています。
これはただ放っておくことではなく、
相手を信頼して任せる、立派な育成スキルです。
② 人材育成で大事なこと|ダメ出しより「可能性」に目を向ける
ダメ出しは、以前は主流でしたし、
現在でも短期的にはうまく行く場合もあります。
「ここが良くない。変えなさい」と上司に言われ、
「はい、わかりました」と、部下が改善する。
このような指導をされて育ってきた方も多いのではないでしょうか。
しかし、時代がすっかり変わった今、
このダメ出し指導を続けていくとこんなことが予想されます。
- 自信を失っていく
- 自ら挑戦しなくなる
- 自ら考えなくなる
- 指示・指導されるまで動かない人になる
- 信頼関係が崩れていく
ダメ出し指導が蔓延しているチームの離職率が高いことは言うまでもありません。
育成する人は、「何が足りないか」よりも、
「何が得意か、伸びそうか」に目を向ける意識を向けていきましょう。
減点式ではなく、加点式です。
育てる上司も、成長する部下も完璧ではありません。
相手の長所・才能を見つけ、育てる視点を持つことが重要です。
③ 人材育成で大事なこと|自分の精神面を整え、器を広げる
人材育成では、上司や育成担当者の精神状態が、そのまま相手に伝わります。
これも私が痛い目を見た経験があります。
育てる方が
・余裕がない
・イライラしている
・自分に厳しすぎる
この状態では、どんな正論も、良い言葉も届かないのです。
育成が得意な人は、
まず自分の精神面を整えることを大切にしています。
- 失敗を受け止められる器
- 小さな成長を一緒に喜ぶ余裕
- 長い目で見られる視点
これらを意識とトレーニングで育てていきましょう。
④ 人材育成で大事なこと|「この人はできる」と信じて関わる
一言でいえば、「相手を信じること」です。
これは精神論ではありません。
本気で信じているかどうかは、言葉よりも態度に表れます。
・仕事の任せ方
・成果の待ち方
・失敗したときの反応
指導をする際に、
「この人は、できるようになる」と信じて関わっていますか。
「どうせできないだろう」
「言ってもわからないだろう」
こういった気持ちがあると、やはり相手に伝わり、その通りの結果になります。
「大丈夫。あなたならできるから」
この信頼が、相手の自己承認力を育て、行動を引き出します。
⑤ 人材育成で大事なこと|情熱と、譲れない信念を持って伝える
人材育成は、優しいだけでも、理屈だけでも成り立ちません。
- これは譲れない
- ここは大事にしてほしい
- なぜ必要なのか
情熱を持って、相手に伝わる言葉で伝える覚悟が必要です。
例えば、100の知識を持っているならば、
その知識を使って、わかりやすく1つずつ伝える。
相手の理解度に合わせて、丁寧に、噛み砕いて伝える。
これも、立派な育成スキルです。

人材育成は誰でもできる|育成できる人になるために必要な視点
人材育成は、どなたでもできます。
私たちは日常ですでに「誰かに何かを伝えること」をやっているからです。
例えば、
・おすすめのお店を紹介する
・ニュースを共有する
・道をきかれたら説明する
誰もが、誰かに何かを伝えた経験があります。
人材育成は、その延長線上にあるのです。
特別な才能ではありません。
「これをやっておいてもらえるかな」
「手順はこうだよ。こうするとうまくできるよ」
「ありがとう。これもお願いします」
相手を尊重しながら、上下関係にとらわれずにフラットに伝える。
もしかしたら、肩の力を抜くだけで
相手との関係が良好になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まとめ|人材育成とは「自分育て」でもある
人材育成で、最も重要なことは「自分をどれだけ育てられるか」です。
もう、ここに尽きます。
誰かとお話しするたびに、どれだけ自分が勉強不足かを思い知らされます。
時代によって価値観は変わっていきますし、学びは終わることがありません。
- 学び続ける姿勢
- 自分の在り方を見直す勇気
- 精神面を整える覚悟
もしも、相手に自分の言葉が伝わらなかったとき・・・
相手のせいにしてしまうのは簡単ですが、
「どうすれば伝わるのか?」を考え続けることが大事です。
人材育成は、自分という人材を育てることでもあります。
勉強・勉強・また勉強の日々ですね!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
また次回のコラムでお会いしましょう(^^)