こんにちは!
自己承認力コンサルタントの尾形さくらです。
いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

組織で人材育成に取り組もうとすると、
「社内勉強会」や「社内研修」を検討する場面が出てきますよね。

これまで多くの管理職・人事担当の方とお話ししてきましたが、
実は研修そのものよりも「研修の選び方」でつまずいているケースがとても多いと感じています。

研修をやらなければいけない状況ではあるけれど、
何を基準に選べばいいのかわからない・・・

そんな声を、何度も耳にしてきました。

例えば、

  • テーマが多すぎて違いがわからない
  • 研修会社の提案を受けたが、本当に自社に合うのか判断できない
  • 過去に研修を実施したものの、現場が変わった実感がない

どれも、よくあるお悩みです。

そこで今回は、
人材育成研修テーマの考え方から、研修内容の選び方、研修企業の見極め方まで
現場目線で整理していきます。


人材育成研修テーマとは?研修内容を決める前に知っておきたい基本

人材育成研修を考える際、まず押さえておきたいのが
研修テーマ=「何を育てたいのか」という軸です。

研修テーマが曖昧なまま起きがちな失敗

よくあるのが、
「管理職研修だから」
「コミュニケーション研修が必要と言われたから」
という理由だけで研修を選んでしまうケースです。

この場合、
・研修中は「いい話だった」で終わる
・現場に戻ると行動が変わらない
・次の研修につながらない

といった結果になりやすくなります。

研修テーマと研修内容は必ずセットで考える

人材育成研修では、
テーマ(何を育てたいか)と、研修内容(どう育てるか)を切り離さないことが重要です。

一度、次の点を整理してみてください。

・誰に対して行う研修なのか
・どんな変化を期待しているのか
・研修後、どんな状態になってほしいのか

ここが明確になって初めて、研修は「意味のある取り組み」になります。


人材育成研修テーマ7選【企業の課題別に解説】

ここからは、企業の課題別におすすめしたい
人材育成研修テーマを7つご紹介します。

① 管理職向け人材育成研修テーマ|部下を育てるマネジメント力

管理職研修の中心テーマは「部下育成」です。

・部下との関わり方
・指示の出し方、任せ方
・フィードバックの仕方

理論だけでなく、日常業務でどう使うかまで落とし込むことが欠かせません。

成果を出してきた優秀な人ほど、
「自分がやった方が早い」というプレイヤー型から抜け出せずに悩みます。
管理職研修では、人を通して成果を出す視点への切り替えが重要です。


② 若手社員向け人材育成研修テーマ|定着と主体性を育てる

若手社員研修の目的は、即戦力化だけではありません。

・社会人としての土台づくり
・仕事への向き合い方
・自分で考える力

「指示がないと動けない若手」は、本人の問題ではなく
育成設計の問題であることが多いです。
主体性を育てる研修は、定着率にも大きく影響します。


③ 中堅社員向け人材育成研修テーマ|現場を動かす役割認識

中堅社員は、現場の要となる存在です。

・自分の役割の再認識
・後輩育成の基礎
・現場改善の視点

中堅社員が育つことで、
上司と部下の橋渡し役が機能し、組織が安定します。


④ コミュニケーション力向上の人材育成研修テーマ

職場のトラブルの多くは、
スキル不足ではなくコミュニケーションのズレから生まれます。

・聴く力
・伝える力
・受け止める力

心理論だけで終わらせず、
日常業務で使える具体性を重視することがポイントです。


⑤ チーム力を高める人材育成研修テーマ

個人任せの組織には限界があります。

・チームの役割分担
・協力体制のつくり方
・信頼関係の構築

「できる人」だけに頼り切らない仕組みづくりが、
組織全体の底上げにつながります。


⑥ 自律型人材を育てる人材育成研修テーマ

変化の激しい時代に求められるのが、自律型人材です。

・判断基準を持つ
・責任を持って行動する
・振り返りの習慣化

自律型人材を育てるには、
上司側の関わり方の変化も欠かせません。


⑦ 組織風土を整える人材育成研修テーマ

人が育たない原因は、
個人ではなく環境や風土にある場合も多くあります。

・企業理念をあらためて浸透させる
・心理的安全性を高める
・失敗を責めない文化をつくる

風土が整うことで、人は自然と育ち始めます。


人材育成研修内容はどう選ぶ?テーマと内容を一致させる考え方

どの研修テーマにも共通してお伝えしたいのは、
「心を育てる視点」を外さないことです。

心が土台になっていない研修は、現場で使われない

マネジメントスキルも、業務スキルも、コミュニケーションスキルも、
すべては心の土台があってこそ機能します。

・感情の整え方
・物事の捉え方
・思いやりのある表現
・価値観を自分の言葉で理解し、伝える力

心が整っていない状態では、
忙しさやプレッシャーがかかった瞬間に、
学んだスキルは使われなくなってしまいます。


講演型研修と育成型研修の違い

単発の講演、育成型の連続研修、それぞれに効果が異なります。

・講演型研修:気づき・意識づくり向き
・育成型研修:行動変容を目的とする

目的に応じて、研修の形を選びましょう。

私は講演会を1度聴いて、感化されてモチベーションが上がったこともありますし、
連続研修で何度も練習をして身につけてきたスキルや考え方もあります。

両方取り入れるのも、一つかもしれません。


人材育成研修企業の選び方|失敗しないための重要ポイント

研修企業は、規模より「自社に合う・合わない」が重要です。

・講演が得意な講師
・人を育てる研修が得意な講師

講師によって、得意分野は異なります。
まじめに淡々と講義をするタイプもいらっしゃいますし、
にぎやかに明るく盛り上げるタイプもいます。

座学が多い研修もあれば、
体を使ったトレーニングやケーススタディが多めの研修もあります。

ゲーム感覚で気付きを得られる研修もありますし、
グループでディスカッションをして、まとめを発表をする研修もあります。

どんな研修が自社の社員の方に合っているか?
皆さんで話し合ってみることもおすすめです。


人材育成研修を成功させるために企業が整理すべき3つのこと

最後に、研修を成功させるための整理ポイントです。

◆研修で何を受け取ってほしいか
◆誰に、どんな成長を期待するか
◆研修後、現場でどう活かすのか

研修はゴールではなく、スタートです。

貴重な労働時間を使うからこそ、
説教にならず、現場で活きる人材育成の場を作りたいですね。

何が自社の社員たちのためになるのか。
まずはよく考えて、話し合ってみる。
それだけでも私は、「人材育成が一歩前に進んでいる」と思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
また次回のコラムでお会いしましょう(^^)